2010年7月26日月曜日

Zynga

インターン先で所属しているチームがTelecom&Media Sectorを担当しているのですが、そのチームでコンサルティング会社等とmtgした際に、(案件情報としてではなく一般的な業界の話として)最近必ず出てくる会社名、それはZyngaです。


要はFacebookやiPhoneに農場運営のゲームアプリ等を提供している会社で、日本のミクシィやグリーと同じじゃないかと思いましたが、Zyngaのゲームでは、ゲーム内のアイテムを買うのに実際のお金を支払う必要があります(加えて当然ですが、ミクシィ・グリー同様、ゲーム目当てでサイトを訪れたユーザーはsticknessがあるので、広告閲覧回数も増えることから、広告収入も増える)。ユーザーが農場運営に必要な器具や動物等を購入しお金を使っていくビジネスモデルが功を奏し、Zyngaの売上高は$500mm程度、上場した場合の時価総額は$4.5bn程度と、Facebook, Twitterに続くシリコンバレーstartupの成功例と言われています。ちなみにこのZyngaにもKPCBはちゃんと投資していて、やはりtop VC firmだなと感じます。

しっかし、ゲームの中のトラクターや馬を買うのに、3-4ドルも払う人が沢山いるのが個人的には驚きです。でも、これも一消費者のperceptionに過ぎず、大多数の消費者が構成しているperceptionとはずれているんだなと、最近気づかされます。ってことは、自分が親父化しているのか。。。アメリカでは私が生まれた1980年より少し後の1982年から2000年に生まれた人たちのことMillennial Generationと言いますが、最近のBtoCビジネスの多くは、この世代とどう向き合うかが重要かつ難しいという場面に出くわしているような気がします。一つの世代として括れないくらい多様な価値観と嗜好を持った世代なので、30-40代のマーケターからすると、捉え所がないと感じてしまうのかもしれません。

論点移って個人へのインプリとしては、アントレやVCと言った分野には引き続き興味があり、2年生の授業や課外活動のテーマにもしていこうと思うのですが、もっとspecificに言うと、どういったrevenue modelを構築するか、といったことを思考の中心に据えて、idea generation/feasibility checkを深めていきたいと思います。

Zynga

1 件のコメント:

  1. タイムリーに今日ソフトバンクとのJVが発表されていたねー。日本市場でどれだけ浸透するか楽しみだね!

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