2010年10月21日木曜日

Whartonにおける豊富なPEVCリソース

Wharton Japanのwebsiteのblogに、「Whartonにおける豊富なPEVCリソース」というテーマで投稿をしました。ご興味ある方は是非ご覧下さい。

Wharton Japan
http://www.wharton-japan.net/

Wharton Japan Blog
http://whartonjapan.wordpress.com/

2010年9月25日土曜日

Jeff Bezos Speech @ Princeton Commencement 2010

2005年のStanfordでのSteve Jobsのスピーチも感動しましたが、今年のPrincetonのCommencementでのJeff Bezos(Amazon CEO)のスピーチを最近観て相当印象に残ったので、いくつか自分のためにもkey messagesをtake noteしたいと思います。

- It's hard to be kind than clever - cleverness is a gift and kindness is a choice
- Will you follow a dogma? Or will you be original?
- Will inertia be your guide? Or you follow your passion?
- You will be a cynic? Or you will be a builder?
- When you are 80 yrs old and in quite a moment of reflection, narrating only yourself of the most personal version of your life story, the telling the most compact and meaningful would be a series of choices you have made. In the end, we are our choices

2010年9月22日水曜日

Class of 2012 Profile

最近日本からキャンパスビジットに来て下さる方が増えてきているので、受験周りの話を少々。

Whartonの構内で配布されている学生新聞The Wharton Journalの最新号に、Class of 2012のClass Dataがまとまっていたので、いくつか個人的な感想と共に記載してみると、

Applications: 6,819
Enrolled: 817→去年よりは減少。Admissionsの目安として1学年800人というのがあると思うので、今後も近い水準で推移が予想されます
Countries Represented: 68

Female: 40%
International Students:36%→例年40%くらいなので、少し減ったなという印象

Median Work Experience: 4yrs→こちらも例年は5年強くらいのイメージだったので、若返った気がしています
% of class of 3 or fewer yrs: 26%→増えたなという感覚。でも、安心して下さい、日本人で職歴3年以内で来ている人はほとんどいません。逆に職歴3年以内の人がapplyしたらエッジになるという風にも考えられますが。

Median GMAT: 720
Middle 50% GMAT Range: 650-770
→GMATは例年と大きく変わっていない印象

Previously Industry Expertise(抜粋)
PEVC: 16%→前のエントリーで記載した通り、増加傾向
Consulting: 15%→コンサル出身者も若干増えてる
Government/Military/Non-profit: 13%→non-profitからこんなに人が来ていると思わなかったというくらい、年々増加傾向
IB: 8%→大幅に減った印象

Whartonというと、特に日本人受験生コミュニティの中では、(一義的にはIBを指す意味での)ファイナンス、他校より平均年齢が高めという印象がありますが、現実は少しずつ変わってきている状況です。

2010年9月20日月曜日

iPadを持つべき10の理由

夏の間にとうとうフィラデルフィアにもできたApple Storeに先々週末に行き、iPad(wifi, 16GB)を購入しました。早速家族全員が活用し、生活が随分便利になった気がします。1消費者、1MBA生としての個人的な感想も含め、iPadを持つべき10の理由を書いてみたいと思います。

1. Microsoft Office、Flash Websiteを使用しないならばiPadで全て済むので、重いラップトップ、バッテリーから解放される
2. 学校の教材(ケーススタディ、reading等)を印刷しなくても、或いは印刷し忘れた場合でも、授業中にiPadで閲覧しながら議論に参加可能
3. 重い教科書を買って持ち運ぶ必要なく、かつKindleアプリで買った方がかなり安いものも多い
4. WSJのon-line版のアカウントを持っていれば、紙ベースの新聞がなくても、毎日新聞がフルに読める(私は学生用パッケージを利用して、紙&on-line両方を契約してます)
5. Twitter for iPadのインターフェイスのクオリティがとても良く、今まで以上に頻繁かつ容易につぶやいて、また他のつぶやきをtraceしていくことが可能
6. Kayak for iPadもインターフェイスのクオリティが高く、例えば予算のレンジと出発空港、旅行タイミングを設定すると、世界地図の中でどの都市へのチケットを買うことが出来るかプロットされて、非常に便利
7. Netflix(Tsutaya Discasのアメリカ版)に申し込んでいれば、ソファでも寝室でも学校でさえもストリーミングで多数の映画を見ることが可能
8. ビューンという雑誌閲覧アプリを使えば、奥さんがCanCamを読むことも、自分がエコノミスト、週刊ダイヤモンド、AERAを読むことも可能(NYの紀伊国屋で日本の2倍の値段出す必要もなくなる!)。同様にGQ JapanもiPad閲覧用アプリがあり、毎月購入可能
9. ピアノアプリで娘も音楽に親しくなれる
10. 1-9までのベネフィットをたった1台の端末で享受可能

特に小さな子供のいる家庭では、奥さんが子供の面倒を寝室・ソファで見ながら時間を過ごさないといけないようなこともあるので、7、8、ネットサーフィン、メールチェックがリモートで気軽にできるiPadは非常に役立っています。

お勧めアプリが増えてきたら、追って続報していきたいと思います。

2010年9月19日日曜日

LocationでCareerを選ぶ考え方

今日は自宅に、日中韓英語を話せるTaiwanese Americanと日中英語を話せる中国人の2人の1年生を招いてのdinnerでした。お題目としては、私が日本企業の就職活動のtipsや各業界の特長についてshareするのが目的でしたが、むしろ私の方が学ぶことが多い夜となりました。

2人とdinnerする前から聞きたいなと思っていたのは、何故日本で働きたいのかという質問でした。中国語や英語が話せるならば日本以上の成長地域で働くこともできるし、そもそもそれぞれのhome country/regionに戻る選択肢もあるのにと思ってその質問をした所、彼らの回答としては単純明快で、自分にとって日本が世界で一番住みやすいから、ということでした。業種や企業の希望はもちろんあるものの、それと同等かそれ以上に日本というlocationが重要というその考え方は、初めての海外生活であるMBA留学を通して色々な人から学んだ大きな点です。

また、internshipで出会ったnon-US citizenshipの同僚達を見ていると、母国を含め固定された国で働くという概念はなくなりつつあるなとつくづく感じました(前提として、locationにflexibleでいられるくらいのスキルセットが揃っている人達であったという点もあります)。

帰米後同級生や企業等との間で、LAは本当に住みやすいから企業紹介するよとか、Europeで働いてみないかといった会話をすることも多く、opportunityは溢れていると感じる毎日ですが、その時自分と家族が住みたい国で働く(米国籍を持つ娘の教育の観点も含む)、その時一番ビジネスチャンスがある国で働く、と言った考え方も大切にしながら、卒業後後悔しないようにキャリアをしっかり考えていきたいと思います。

Class of 2012ではPEVC出身者の比率がrecord numberに

Twitterでもつぶやいたのですが、今年の新1年生はPEVC出身者が占める割合がrecord numberで、また卒業後PEVCに就職を希望している割合(入学時点)も非常に高いとの話を1,2年生、また学校側からもよく聞きます。

この話を聞いた時、ふと他の学校のPEVC出身者比率がどうなっているのかなと少し気になったので、簡単に調べてみました。
HBS 18%(Class of 2012)
Wharton 16%(Class of 2012)
Chicago 8%(Class of 2011)
(以上3校についてはPEVC出身者の数値)

Stanford 30%(Investment Management(IB,PE,VC等)としての数値、Class of 2012)
Tuck 19%(Investment Banking and Private Equityとしての数値、Class of 2011)
Kellogg 7%(Other Financial Services(Commercial Banking, PEVC等)としての数値、Class of 2012)

MIT, Columbiaについては、キャリアバックグラウンドの比率についての情報が見つかりませんでした。

Top Schoolの中でも、WhartonにおいてはPEVC出身者の比率が高いことが分かります。当然ですが学校の規模も全然違うことから、HBS, WhartonではPEVC出身者の絶対数が学年で100-150人程度、他校では50人以下の学校も多くある状況です。

かかる状況下、Whartonで最大のクラブであるPEVC clubの幹部として、できるかぎり多くの学生がPEVCでjob huntingできるよう、出来る限りがんばりたいと思います。また、決して楽観し出来ないPEVCの状況を正しく理解せずにとりあえず就職先として希望している人も多くいると思うので、業界の状況をeducateすることも忘れずに、fairに良い所悪い所を伝えていきたいと思っています。

2010年9月18日土曜日

2年目始動 - まずは捨て駒一切なしの授業選択について

2年目が今月初に始まり忙しくしている内に、ブログを更新することが億劫になっていましたが、ブログ執筆を通して思考や日々の行動を振り返るのは重要であること、今でも毎日数十人のユニークユーザーの人が見てくれていること、そして何よりこのブログのファンである義理の母から次のエントリーを待っていると後押ししてもらったことから、再始動したいと思います。今年度も宜しくお願いします。

タイトルにあるように、まずはFall Semesterに履修した授業について。これまでにも何度も授業については記載してきたのですが、最終的には、
- MGMT701: Strategy and Competitive Advantage
- MGMT691: Negotiations
- ACCT742: Problems in Financial Reporting
- MKTG754: Pricing Policy
- MKTG775: Customer Relationship Management
- WHCP893: Writing for Business
- WHCP895: Advanced Persuasion
- NPLD785: Group Dynamics and Organizational Politics (通称"Power Lab", Non-Wharton Class)
にしました。一つ一つの授業の内容については、一部は過去のエントリーに書いていますのでご参照いただきたく、またWhartonのResource Guideにも記載されています。

授業を選ぶ際のクライテリアについても以前のエントリーで触れていますが、
- 先生のDelivery Qualityが高く、EducationへのCommitmentが高い授業
- ソフトスキル向上、"Revenue"により直接的に連関して掘っていく授業、一投資家としての成長、の三つの個人テーマ
に沿う形で授業を履修しています。

はっきり言って一つも捨て駒なしの100点満点の授業選択となりましたが、同時に負荷もそれなりにかかりそうなので、覚悟してがんばっていきたいと思います。

2010年7月26日月曜日

Zynga

インターン先で所属しているチームがTelecom&Media Sectorを担当しているのですが、そのチームでコンサルティング会社等とmtgした際に、(案件情報としてではなく一般的な業界の話として)最近必ず出てくる会社名、それはZyngaです。


要はFacebookやiPhoneに農場運営のゲームアプリ等を提供している会社で、日本のミクシィやグリーと同じじゃないかと思いましたが、Zyngaのゲームでは、ゲーム内のアイテムを買うのに実際のお金を支払う必要があります(加えて当然ですが、ミクシィ・グリー同様、ゲーム目当てでサイトを訪れたユーザーはsticknessがあるので、広告閲覧回数も増えることから、広告収入も増える)。ユーザーが農場運営に必要な器具や動物等を購入しお金を使っていくビジネスモデルが功を奏し、Zyngaの売上高は$500mm程度、上場した場合の時価総額は$4.5bn程度と、Facebook, Twitterに続くシリコンバレーstartupの成功例と言われています。ちなみにこのZyngaにもKPCBはちゃんと投資していて、やはりtop VC firmだなと感じます。

しっかし、ゲームの中のトラクターや馬を買うのに、3-4ドルも払う人が沢山いるのが個人的には驚きです。でも、これも一消費者のperceptionに過ぎず、大多数の消費者が構成しているperceptionとはずれているんだなと、最近気づかされます。ってことは、自分が親父化しているのか。。。アメリカでは私が生まれた1980年より少し後の1982年から2000年に生まれた人たちのことMillennial Generationと言いますが、最近のBtoCビジネスの多くは、この世代とどう向き合うかが重要かつ難しいという場面に出くわしているような気がします。一つの世代として括れないくらい多様な価値観と嗜好を持った世代なので、30-40代のマーケターからすると、捉え所がないと感じてしまうのかもしれません。

論点移って個人へのインプリとしては、アントレやVCと言った分野には引き続き興味があり、2年生の授業や課外活動のテーマにもしていこうと思うのですが、もっとspecificに言うと、どういったrevenue modelを構築するか、といったことを思考の中心に据えて、idea generation/feasibility checkを深めていきたいと思います。

Zynga

海外のPE関連ニュースをチェックするためには

アメリカを中心に、海外のプライベートエクイティ業界関連ニュースを毎日掴んでおくには以下のサイトがお勧めです。

WSJ Private Equity Beat
http://blogs.wsj.com/privateequity/
ブログ形式で内容も面白く書いてくれていますが、ちゃんと最新のニュースへのリンクが埋め込まれているので、主要なPE関連の動きを毎日追うことが出来ます。

New York Times Deal Book
http://dealbook.blogs.nytimes.com/
こちらはPEに限らず、M&A/HF/VC/Banking関連のニュースが一覧で見ることが出来ます。登録をすれば毎日MLも配信されてくるので、結構便利です。

これ以外にも会員制・ML形式のもの等いくつかsourceはあるのですが、
上記二つを追っておけば、取り合えずPE業界について最新の情報を仕入れることが出来ると思います。

2010年7月11日日曜日

久しぶりのラーニングチーム

6人いるラーニングチームメンバーのうち、5人がニューヨークでインターン中ということで、今日はその内の4人+私の家族でランチをしました。グリニッジビレッジにある、Blue Ribbonというレストランでしたが、パンの上にシーフードが乗っている料理で、味も上品でおいしかったです。

色々な話題で盛り上がりましたが、いくつかピックアップしてみると、
- インターンの業種は、NFLの名門チーム、アメリカを代表する酒類メーカーのBrand Management、大手NPO、コンサルティング、金融と様々
- インターン中のフィードバックで言われたことが、LT360(ウォートンでは一年間一緒に過ごしたラーニングチーム内で、それぞれのメンバーに対してどういう所がこの人の長所短所、成長した、成長の余地あるポイントといったことを含んだフィードバックを行います)と重複していたりする。やっぱりラーニングチームでの経験って非常に貴重なんだなと思いました
- 6人中3人(私を含む)が夏休み中に上海訪問予定。時代はやはり中国か
- 最近流行っているiPhone アプリはFour Square
- 物価、人がフレンドリー、と言った観点で、2年間住むならばニューヨークよりフィラデルフィアの方が良いよね
- 消しゴムで消せるペンが日本で売ってると聞いたので、買ってきてほしい!
- 私の娘がすっかり大きくなっていて、皆びっくり

仲がよいラーニングチームメンバーに囲まれて良かったなと改めて感じる、NYCの昼下がりでした。2年目も一緒にたくさん遊びたいと思います。

2010年6月24日木曜日

子供の目線が高くなった日

今日会社から帰宅したら、子供がcribにつかまり立ちしていました。驚きと感動。
8月の1歳の誕生日頃には、つかまらないでも立てるようになってるかもしれないですね。


2010年6月23日水曜日

My Twitter Page Launched

今日ようやくTwitterのアカウントを作成しました。
"NagaMickey"になりますので、是非followingお願いします!
と同時に、このブログも今後もどしどし更新していきたいと思いますので、引き続き宜しくお願いします。

本ブログの左側にもつぶやきが埋め込まれていますので、見てみて下さい。
(6suke、埋め込んでくれてありがとう!)

2010年6月21日月曜日

Larry King

CNNで毎日各界からのホットなゲストを迎えてトークショーを繰り広げている、Larry King。今年で同番組も25周年を迎えたようですが、後1年の契約が残っている中で、New York Timesに以下のような記事が出ていました。

http://www.nytimes.com/2010/06/21/business/media/21carr.html?src=busln

要は、そろそろ番組から身を引く時期なので、succession planを練るべきという趣旨ですが、味のあるLarryのトークファンとしては寂しい限りです。とは言っても、もう齢は76、全てのゲストに対して話を合わせられるわけでもなくなってきているし、討論の仕切りも弱くなってきている模様、更には視聴率も下がっているようなので、徐々に引き継ぐ形は仕方がないのかもしれません。

ちなみに、日本にいてもPodcastでLarry Kingは毎日見れます。楽しく英語のリスニングを勉強するには格好の材料だと思うので、是非視聴してみて下さい。

2010年6月19日土曜日

Whartonの人気授業

学校で勉強している時には旅行に行きたくなり、旅行に行ってると久しぶりに働くかと思うようになり、久しぶりに働くとやっぱり学校で勉強してるのって楽だなと思う、無いものねだりですね。

ということで、今はインターンで働いているので、久しぶりに学校のことを書いてみたいと思います。

インターン中にメンターをしてくれているアメリカ人の上司は、数年前にWhartonをPalmer Scholar(成績上位5%)という好成績で卒業したのですが、その彼がWhartonの2年生時に履修した方が良い授業を薦めてくれました。
1. ACCT742: Problems in Financial Reporting
- Busheeという、Teaching Awardを受賞したことがある先生が教える授業
- 財務諸表を分析する上で留意すべき問題点について、色々な業界・商慣行毎に学ぶ

2. FNCE750: Venture Capital and the Finance of Innovation
- Wesselsという、マッキンゼーの"Valuation"の本を共著した先生が教える授業
- VCの投資家の視点から、ファンドの組成、投資対象のビジネスの評価、valuation、キャピタルストラクチャーについて学ぶ

3. LGST813: Legal Aspects of Entrepreneurship
- Borgese/Kelsenという二人の先生が教える授業
- 起業家の視点から、会社を取り巻く法律の諸論点について学ぶ。但し、法律についての理論を学ぶというわけではなく、あくまで法律を能動的に活用して会社を成長させていくという問題意識

4. MGMT691: Negotiations
- Diamondという、ピューリッツアー賞受賞経験のある先生の他、デリバリーに定評のある何人かの先生がそれぞれ授業を受け持っている
- 交渉に関する理論と演習

5. MGMT701: Strategy and Competitive Advantage
- Siggelkowという、これまたTeaching Awardを受賞したことがある先生が教える授業(同先生は、Harvard時代にPorterに師事)
- 授業名から推測できるように、競争戦略全般をカバーする授業

この5つを履修すれば、感覚的にはもうすぐにでも卒業してもよいと思えるほど、充実したacademic lifeになるだろうとのことです。特に、MGMT701は推奨授業とのことでした。

総じて上司からのアドバイスは
- Major(Whartonでは、卒業要件としてマネジメントやマーケティング、ファイナンス等専攻を決める必要があります。ただし、実際はあくまで指針に近く、ゆるいものとの理解です)に捕われる必要はなし
- むしろ重要なのは、どの先生の授業を取るかであり、トピックが面白そうでもデリバリーが下手な先生の授業は取るべきではない
の二点に集約できると思います。

彼はMBAの前も後もPEで働いてきた立場から、似たバックグラウンド、キャリアへの私に対してという意味でアドバイスをくれましたが、一方で私自身が二年生の先輩(日本人に限らない)から聞いたお薦め授業ともほぼ重複しているため、Whartonの人気授業というとこの辺がまずは王道なのだと思います。Whartonを今後受験する予定がある方で、上記の授業のような分野に興味がある方は、入学後この授業を取りたい!というメッセージをエッセイに込めてもいいかもしれません。

マーケティングは良い授業がないのか?オペレーションは?不動産は?保険は?ヘルスケアマネジメントは?と思った方もいるかと思いますが、ご心配なく。どの分野にも名物授業、先生が存在しますし、選択できる授業の幅は世界中のビジネススクールと比較しても、トップクラスだと思います。現に私は、マーケティングの授業をいくつか取りたいと思っています(詳細は、以前のエントリーを参照)。

尚、Wharton Japanのホームページにも、上記先生を含め、人気授業・先生が載っていますので、ご参考まで。

2010年6月14日月曜日

New Yorkに引っ越しました。

ブログでの報告が遅くなりましたが、5月末からニューヨークに引越し、2ヵ月ほどインターンを経験させてもらっています。ついこの前まで滞在していたセドナ、グランドサークルとは好対照で、大都会ニューヨークは活気に溢れているなという印象です。

インターンの内容には触れませんが、ニューヨークで働く人のワークスタイル、ライフスタイルを早速垣間見ることが出来たので、あくまで一例ということでシェアしたいと思います。こういう些細なことまで含めて、アメリカで働くということを実体験できる今回のインターンは、貴重な機会だと思っています。

服装について:
- 通勤時間の街中を見ていると、この季節はジャケットを着て歩いている人は少ない。ジャケット、ネクタイは会社に置いておき、出社後必要に応じて身に着ける

食事について:
- ランチについては、多くの人が近くのデリ、カフェ、屋台等で何かを買って、オフィスに持ち帰って食べる(grab a lunch)
- 夜遅くまで働く場合は、seamlessweb(http://www.seamlessweb.com/)というデリバリーサイト(100以上のレストランから選べます)からメニューを選んで、オフィスの下まで宅配してもらう。このseamlesswebはかなり便利で、日本も丸の内や六本木ら辺で同じようなサービスを提供する会社がいずれ出てくるのではないかと思います

住んでいる場所について:
- 独身の若手は、"Village(グリニッチビレッジ、イーストビレッジ)"やトライベッカ等、南のhip districtに住んでいる人が多い
- 結婚すると、より静かなアッパーイースト、ウエストに移住
- 子供が大きくなると、アッパーイースト、ウエストに引き続き残るか、学校等の関係でニュージャージー等の郊外に移住するケースが多い
- 総じて、会社の近くのミッドタウンに住んでいる人が多いのかなとの感覚を持っていましたが、私の会社ではそうではないようです

その他:
- 仕事の忙しさに応じて当然夜遅くまで働くものの、たまには気晴らしということで、セントラルパークやブライアントパーク等近くの公園で夜に行われるコンサート、イベントに参加したり、ボランティアに参加したり、レストランで食事する等して、work-life balanceを大事にしている

ニューヨークでの観光の様子は、また別途アップしていきたいと思います。

2010年6月13日日曜日

セドナ、グランドサークル旅行記 4. 5日目&最終日

5日目は、グランドサークルの中心部であるレイクパウエルに向けて片道3.5時間のドライブです。
行った場所は、以下の通りです。

5日目
a. アンテロープキャニオン
この日の一番の目的は、アンテロープキャニオンという、地層の割れ目にできた洞窟のようなスポットでした。アンテロープキャニオンには、アッパーアンテロープキャニオンとロウワーアンテロープキャニオンがありますが、子連れでも行けそうなロウワーを選択しました(アッパーは、駐車場からアンテロープキャニオンまでジープで進まないといけなく、でこぼこ道で結構ゆれるとのことでした)

何ともない割れ目から、アンテロープキャニオンに入っていきます。

中に入ると、細い道が続いています。

大自然の神秘としか言いようがないくらいの、非現実的な空間がそこにはあります。ロウワーアンテロープキャニオンは順路が一方向に進む形なので、他の人と遭遇することがあまりなく、とても静かです。また、原住民の方がガイドしてくれて、途中写真のスポットを紹介してくれたり、また洞窟内で音を響かせるようにしてネイティブアメリカンの歌を歌ってくれます。



ここが出口になります。写真内の割れ目の部分がアンテロープキャニオンで、そこから登ってきた形です。

b. グレンキャニオンダムとレイクパウエル
アンテロープキャニオンのついでに、アメリカでも有数のダムであるグレンキャニオンダムと、アメリカで二番目に大きい人口湖であるレイクパウエルも見てきました。

最終日
最終日は、セドナから途中近くのショッピングモールに寄った後フェニックス空港に戻り、そこからフィラデルフィアに戻る旅路でした。

書くのが最後になりましたが、宿泊したBest Western Inn Sedonaは、セドナの中心部から近く、高台にあるため景色も良いことから、セドナ初心者の私達にとってはかなり良いチョイスでした。

フェニックス空港はなかなかきれいで、かつチェックインもスムーズだったため、満足度は高かったです。

帰りの飛行機は何のトラブルもなく飛び、無事フィラデルフィアに戻ってくることが出来ました。アメリカに留学したからには、アメリカの国立公園、世界遺産を見て周りたいと思っていたので、今回はその目的が果たせて満足です。

2010年5月31日月曜日

Tory Burch

Tory Burchという洋服のブランドは、妻にとって、はたまた最近では日本の多くの女性にとってのお気に入りのブランドのようです。私はアメリカに来てから初めてこのブランドの名前を聞きましたが、最初は"鳥居蜂"という蜂のことかと本気で思いました。

ということで、ちょっと気になって、Tory Burchについて調べてみました。
- そもそも、Tory Burchは人の名前
- Toryは生まれも育ちもフィラデルフィア近郊。親は地元の名家
- 大学はUPENNで、専攻は美術史
- 大学卒業後2004年に自身のブランドを設立するまでは、NYでファッション業界の仕事に従事
- Tory Burch Foundationを2008年に設立。女性の社会進出をサポートしている。また、アメリカ国内の低所得者層の起業をサポートするために、ACCION USAと提携している

ということで、フィリー・UPENNという観点で親近感が湧くと共に、Philanthropyに対するコミットメントに強く興味を持ちました。WhartonのRetail Conferenceとかに来てくれればいいなと思います。

ちなみに余談ですが、NY近郊にあるWoodbury Common Outletの中のTory Burchは日本の価格と比べると相当程度安いようです。先日も行ってきましたが、卒業までにまた行くことになりそうです。

セドナ、グランドサークル旅行記 3. 4日目

旅行4日目は再びセドナ観光です。グランドキャニオンに宿泊して、違うところを観光してからセドナに戻ってくるというプランも当初は検討しましたが、乳幼児がいるので一つのホテルに居を構えている方が何かと便利・落ち着く(子供が部屋の環境に慣れて夜鳴きしない等)こと、基本的にセドナを中心とした旅行にしたいという思いがあること、最後にグランドキャニオンはグランドサークルの中心部からはそれなりに離れているので、日帰りで出かけるのを繰り返してもそこまでドライブ上のロスがないことの三点から、あくまでセドナを拠点とした旅となっています。

4日目
a. アップタウン - Must Go
いわゆるセドナの中心街に当たるアップタウンにまずは行きました。
- ネイティブアメリカン アクセサリーがここでもたくさんのお店で売っているので、妻は引き続き買い物
- 実際にその場で作っている、ユニークなキャンドル屋さんがあり、ここで二つキャンドルを購入(キャンドルに火をつけると、色のグラデーションと共に周りが光ったりします)
- 日本食のHiroで食べた牛丼と寿司はおいしかった
- たまたま入ったパワーストーン屋で、娘に元気がなさそうだからクリスタルを当てて治癒させてほしいと言われ、一分くらい拘束される。その後300ドルで石を買わないかと言われ、即退散(しかし、何かしらの効果があってか、その後1時間くらい娘は急に一言も声を発さなくなりました。。。)

アップタウンの風景

Hiroから見えるセドナの風景

b. Oak Creek Brewing - Nice to Go
セドナの地ビール、Oak Creek Brewingにも見学に行ってきました。車を運転していたため、その場では飲めなかったものの、ボトルでビールを購入し、満足。

c. ベルロック - Must Go
4大ボルテックスで最後となるベルロックへ夕方に向かいました。今回は、妻子を車に残し、私のみ山頂に向けてトレックをしました。

ベルロックの全景です。写真から推測できるように、この山は子供連れでは難しいと思います。

私は結局6-7号目くらいでストップしました。その先はかなり急な岩山になっていて、大変だなという印象だったので。でも、8-9合目くらいまで登っている人達もいたので、トライ自体は出来ると思います。

自分が登った地点からの風景です。

4大ボルテックスの中で、個人的には一番好きな山でした。眺めも良いので、実際にトレックをしてみることを強くお勧めします。

MBAは現代版Grand Tour

最近読み終えた安藤忠雄さんの"連戦連敗"という著書の中に出てきた単語、"Grand Tour"。同書から言葉の意味を抜粋すると、

"17-18世紀のイギリスで、貴族の子弟がフランスやイタリアなどのヨーロッパ大陸を若い頃に放浪した、その習慣の呼称です。10代後半に出発し、短くて1-2年、長ければ5-6年をかけて欧州を歩き、幅広い教養を身につけて帰ってくる。この旅の目的も、帰するところは彼らの自立心の育成にあったのだと思います。"

ということで、自立的・自律的な精神を培う一人旅とでも言えましょうか。

翻って現代日本人の場合、10代にこのような旅を経験することは稀で、基本的には高校卒業後に大学入学、大学卒業後に就職、その後30歳を迎える、というパターンがほとんどです。

本を読みながらふと、MBAとその2年間は、その人の取り組み方次第では、現代の"Grand Tour"になり得るなと思いました。

連戦連敗にも書かれていますが(以下引用)、
"建築史に登場するようなすぐれた建築家は皆、若いときにこうした旅を行っています。そして多くの場合、この旅の過程での発見と思考の時間が、その後の建築家としての展開と生き方に深く関わっている"
この、建築という言葉をビジネスと読み替えてみると、旅は何に置き換わるのか。

大学卒業後、日系証券会社でM&A業務を、その後転職してプライベートエクィティ業務を経験し、ある意味ブロックを積み上げるようなキャリアを経てきた私にとっては、こうしたGrand Tour的な位置付けとしてのMBAプログラムと2年間の日々は、今までの価値観を見直す、新しい価値観に遭遇するための充実した期間になっています(残り1年もそうなることを期待します)。

尚、昔のGrand TourとMBAを比較してみると、
- MBAでは、学ぶべき対象は必ずしもヨーロッパではない。現在、また今後のビジネスの中心になるであろう、アジア・南米・アフリカについても、思想や歴史の宝庫であり、それらを理解することはビジネス上も活きてくる(特にアジアについてはそれが言える気がします)
- MBAでは、必ずしも"孤独な"経験が重要視される訳ではない。世界中から集まった優秀な人々からの学びは大きい
- 情報へのアクセスが格段に向上した現在であっても、自分が実際に体験・経験することが重要と言う意味において、MBAの2年という時間は短縮されるべきではなく、むしろ適切な長さではないか

MBAへの留学を考える際、留学することによるopportunity loss(経済的、経験的、社内昇進的)を考えがちですが(私もそうでした)、自分が今からチャレンジするのは自分自身を磨き、残りのビジネスパーソンとしての人生に自立的に取り組むための"Grand Tour"なのだと位置づければ、すっと納得できるような気がします。

2010年5月30日日曜日

セドナ、グランドサークル旅行記 2. 3日目

セドナ、グランドサークル旅行記について、次回は3日目・4日目をお伝えすると書いておきながら、量が多いため、3日目だけをまずまとめます。。

3日目
この日はセドナからグランドキャニオンへ日帰りで行ってきました(片道2.5時間)。数は多くないですが、前と同様行った箇所毎にまとめます。尚、今回の箇所は全てお勧めです。

a. グランドキャニオン・サウスリム
一般的に、メディア上でグランドキャニオンの写真や映像が映っているのはサウスリムの光景です。今は工事している箇所が多かったため、奥の方まで行かないと絶景ポイントにたどり着きませんでしたが、やはり壮観でした。

若干残念なのは、このサウスリムは観光客が多いため、静かに景色を見るといった感じではなかったです。

ちなみに、Grand Canyon Breweryという地ビールもあり、国立公園内の大きな売店で売っています。私も、ビール2種類とTシャツを購入しました。

b. グランドキャニオン・イーストリム
サウスリムから車で一時間以内の所にイーストリムがあります。個人的には、サウスリムよりも好きでした。その理由として、
- 展望塔があり、より高い位置からグランドキャニオンを望める
- サウスリムと違い、奥行きがある形でのグランドキャニオンを楽しめる
- 人が多くなく、展望塔の中でゆっくりおみやげの買い物ができる

展望塔の様子。これががけのすぐ近くに建っていて、上るときれいな景色を見ることができます。

展望塔の内部には、ネイティブアメリカンの絵が書かれていて、独特の雰囲気を感じさせます。ぐるぐる回りながら上の階まで上っていく形です。

展望塔最上階からの景色。

c. ナバホ族の居住地区
イーストリムからは直行でセドナに帰る予定でドライブをしていたら、途中にナバホ族の居住地区+絶景ポイントになっているスポットに出くわし、寄ってみました。ここが意外にも、満足度が高かったです。

ネイティブアメリカンのアクセサリーを売っている小屋たち。

アクセサリーを買う嫁。

小屋の直ぐ近くはがけになっていて、景色も良かったです。

2010年5月28日金曜日

Curricular Practical TrainingとSocial Security Number

日本人を含む多くのinternational studentがアメリカのビジネススクールに進学する際に取得するビザはF-1ビザというものです(中にはJ-1ビザを取得する人もいますが、大多数はF-1ビザとの認識です)。このF-1ビザを保有している学生がアメリカでのインターンの機会を得た際、インターン自体を実施することは可能なのですが、あくまでMBAプログラムにおける"就労体験"の一環でアメリカにてインターンを行うという立て付けにすることが必要なため、Curricular Practical Training("CPT")という授業の履修とCPT用のI-20の取得が必要になります。

アメリカでのインターンを経験予定の私も上記要請からCPT用のI-20を取得しましたが、そのおまけとして、CPT用のI-20を有していると、Social Security Number("SSN")を取得することが可能です。私も先日SSNを申請しましたが、無事手に入れば、アメリカにおける公的証明書類を持つことができるので、便利だなと思っています。

注)上記については、あくまでペンシルバニア大学とその中のウォートンスクールについての情報です。他校でも概ね同じような流れと聞いていますが、多少なりとも違う可能性があることはご留意下さい。

インターンの研修での学び

うーん、夏休みに入ってからブログの更新頻度が落ちてて、良くない傾向です。。。なので、短いエントリーでもたくさん更新していきたいと思います。

先週は、ある会社のインターンの集合研修に参加させていただきました。今回の研修でのlearningとしては、

1. Whartonの1年目では得る機会が少なかったが、今回の研修で得られたこと
- インタビュー・スキル
- 他校のMBAの人達(非日本人)とのネットワーキング、友達作り

2. Whartonの1年目でも学ぶ機会はあったが、再度経験できたこと
- 英語環境でのグループワーク(ミーティング、プレゼンテーション、スキット等)
- 論理的思考
- アメリカの飲みカルチャーと様々なゲーム(Apples to Apples等)

等で、短い期間にも関わらず密度は濃かったなと思っています。

特にインタビュースキルについては、前職のIB/PEでもデューデリジェンスや投資先の方へのインタビュー等、多くのインタビューの機会があったにも関わらず、体系的に取り組めていなかったような気がします。データベースや紙面からではなく、人からできるかぎり情報を引き出す力はこれからの社会でとても重要なスキルだと考えているので、今回の研修で学んだことは非常に有用でした。

MBAでも広範なスキルやネットワーク、文化・語学的な学びが得られますが、それらを補完する形で実務知識・スキルを学ぶことができるインターンは、貴重な経験であると改めて感じました。

2010年5月17日月曜日

セドナ、グランドサークル旅行記 1. 初日&2日目

先週月曜日から6日間、セドナ及びグランドサークルを旅行してきました。以前から旅行先として希望していた、アメリカ随一のスピリチュアルスポットであるセドナは、3-5月と8-9月がベストシーズンと言われており(それ以外の季節は暑すぎる&雨がよく降る、若しくは寒いようです)、今回は天候にも恵まれた、充実した旅行になりました。

最初に簡単にセドナという街の概要を記載します。
- セドナはネイティブアメリカンにとって、神々の住む地として崇められている場所
- ボルテックス(渦巻きという意味)というパワースポットが街中の色々なところにあり、特に4大ボルテックスと言われている4つの山には力があると言われている。科学的根拠があるかは不明なものの、ボルテックスの近くの木は曲がっていたり、訪れる人が何らかの力を感じるという詳言があるのは事実
- 上記特長から、占いやサイキックリーデング(前世での出来事等を読んだ上で、現世での人生に対するアドバイスをくれたりする)等を行うプロが街中にいたり、芸術家が多く住んでいたりする

初日
セドナに一番近い空港であるフェニックス空港に向けて出発。今回は、行きはデルタの1 stopで、帰りはUS Airwaysのdirectというフライトを予約してみました。行きのデルタは、予約していたフライトが朝起きた時点でキャンセル、その後自動的にrebookになったフライトもまたキャンセル、更にはフェニックス空港に着いた時点でbaggage lostとフルコースを味わいましたが、結果として当初の予定より3時間くらいしか遅れなかったため、かなりスムーズな滑り出しだったと思います(アメリカの航空産業への期待値が下がっているため、このくらいの経験は普通に思えてきます)。

空港でレンタカーを借り運転を開始しましたが、アメリカでの運転が10年ぶりだったことから、かなり緊張もあり、最初はブルブルしながら運転しました。その後落ち着き、セドナまで2.5時間のドライブを楽しみました。セドナに着いた時には4大ボルテックスの一つであるベルロックが夕日に染まる光景を見ることができました。

2日目
この日はセドナを一日満喫しました。行った箇所をお勧めの度合い(Must Go or Nice to Go)と共に記載したいと思います。尚、どのスポットも生後9ヶ月の娘を連れて行って問題なかったので、家族連れにもお勧めです。

a. ボイントンキャニオン - Must Go
街中から一番離れた所にあり、かつ4大ボルテックスの中で一番力が強いと言われているボイントンキャニオンに最初に行きました。一番近くの駐車場から山頂までは30分くらいのトレックになります。最後の5-10分くらいで一気に山頂に登る形で、我が家は片方が子供の面倒を裾野で見つつ、もう片方が山頂に登るという形で楽しみました。


尚、山頂からは日本の多くの芸能人がセドナ滞在時に宿泊しているホテルが見えました。

b. サイキックリーディング - Must Go(興味があるならば)
妻がカヴィータさんという方にサイキックリーディングをしてもらい、過去数代に渡る前世を読んでもらった上で、現世でのアドバイスをもらいました。一時間のリーディングの後部屋から出てきた妻の充実ぶりからして、相当良いアドバイスをもらったことが伺えます(少し怖かったです。。)。

ちなみに、下の写真はカヴィータさんの自宅の近くのものです。眺めが良すぎです。

c. レッドロック・クロッシング - Nice to Go
小川沿いに、4大ボルテックスの一つであるキャセドラルロックを眺める地点まで行きました。ここも景観が非常に良く、しばしキャセドラルロックを前にして、静かな時間を過ごしました。

d. テラカバキ - Nice to Go
セドナで一番人気のショッピングモール。ネイティブインディアンが作ったアクセサリーや置物等が色々なお店で売られています。但し、妻はここでは買い物はしませんでした。値段という意味でお店の敷居が少し高かったり、コンセプトが分かりにくい店がそれなりにあり、window shoppingをして帰る観光客が多い印象を受けました。

e. ホーリークロス教会 - Must Go
岩山の中腹に建てられた教会である、ホーリークロス教会。教会のロケーションやそこからの眺め、また教会内の雰囲気が個人的には非常に好きでした。ここも、4大ではないものの、ボルテックスの一つとされています。

f. エアポート・メサ - Must Go
4大ボルテックスの中で泊まっているホテルから一番近くにある、エアポートメサ。エアポートメサのすぐ近くまで車で登れることから、一番近い駐車場から山頂までは5-10分くらいの登山となります。今回も娘を片方が面倒見る形で、夫婦交互に山頂まで登りました(下の写真の山頂まであと少しという所に小さく妻と娘が映っています)。

山頂からの眺め。


g. ハートラインカフェ - Must Go
地元で人気のレストランであるハートラインカフェでディナーをしました。日本人好みのメニュー・味で、かつ値段もそこまで高くなく、街中にあることから、お勧めのレストランです。


次回は、グランドキャニオン/セドナ2日目の模様を報告したいと思います。

2010年5月4日火曜日

MBA1年目の振り返り1. "フラット化する世界"

MBA1年目の学びについて、授業・先生・同級生・課外活動・生活等の観点から振り返りたい所ですが、まずは全体としてどういう感覚を得たかという話から入りたいと思います。なぜなら、旅行・短期出張でしか海外に行くことのなかった私にとって、世界を知る、世界を感じるということは留学の目的の一つであるからです。

昨年の夏サマースクールに通いながら、何か英語の本でも読むかと思って買った一冊、それがThomas Friedman著の"The World Is Flat"(邦題:フラット化する世界)でした。結果として、初めての海外留学、しかもMBA留学の1年目で体感したことは、この本に書いてあることがまさにそうなのかもしれません。
この本で述べられている、世界をフラット化する10の要因を抜粋すると、
1. 11/9/89 : ベルリンの壁崩壊による、知の集約
2. 8/9/95: インターネットの普及
3. Work Flow Software: 個人間、企業間の共同作業を可能とするようなテクノロジーの進歩(HTML等のコーディング等)
4. Uploading: データのアップローディング
5. Outsorcing: アウトソーシング
6. Offshoring: オフショアリング
7. Supply-Chaining: サプライチェーンの開発・発展
8. Insourcing: アウトソーシングの逆で、自社の強みをベースに他社の機能を請け負う(純粋なアウトソーシーとは違い、元々の現業における強みを他社に開放するような動き)
9. In-forming: 個人がネットをベースとした、情報の創出と提供
10. The Steroids: 1-9の要因による影響をより大きくするようなテクノロジー(例としてIP電話等)
になります。加えて、一つの国や国籍に縛られない、人々の移動と混在もこれら要因と関わってくる副次要因であると私は思います。

授業で扱ったケース(Walmart, Zappos, Amazon, Zara等挙げればきりがないです)、多国籍な友人とのコミュニケーション、テクノロジーを駆使したグループワークの進め方といった学校関連の身近な経験から、米国の雇用なき回復といったマクロニュース、以前までの後進国企業が先進国企業を買収するミクロニュース、個人が発信主体となった形でのマーケティング(Dove)へのエクスポージャー、はたまた小(個人やNPO/NGO)が大(大企業・国)に勝る或いは補完する社会的動きと言ったことまで、自分が経験・見聞きしたことは全てフラット化の要因と連関しており、それを訳された日本語の活字ではなく英語環境下で肌で感じたこと、そのことをまずはこの一年の振り返りとして最初に記しておきたいと思います。

2010年4月29日木曜日

活動的な妻と活発な娘 - MBA留学における家族

8ヶ月前にフィラデルフィアで初めての出産を経験し、慣れない地で育児を経験している妻ですが、留学妻生活を楽しんでいるか正直に聞いてみると、"Yes"だそうです。そんな彼女の今週これまでの予定を一例としてまとめてみると、
日曜日:
- 日本人の2年生の先輩方の送別会に参加
- (私のラーニングチームメイトがくれたケーキを食す)

月曜日:
- 翌日に控えた、Wharton Kids ClubのBake Sale(お菓子を売って、クラブの活動資金をfundingするイベント)のために友人宅でお菓子作り

火曜日:
- Whartonの校舎Huntsman HallでBake Saleを実施
- その後日本人奥様・旦那様方とランチ

水曜日:
- 朝は娘と一緒にmusic class(乳幼児が集まって音楽を聴いたり歌ったり演奏したりする授業)に参加
- 昼は家庭教師と英語の勉強
- 午後はlanguage partnerの香港人学部生と日本語英語を教え合う

といった感じで、出産直後よりも活動的な具合が伺えます。

ウォートン・ペンシルバニア大学・フィラデルフィアには充実した日本人コミュニティがあり、また英語を勉強できる実践的な機会も多く存在することから、家族、特に奥様にも充実した海外生活を自律的に楽しんでもらえる環境があると考えています。

ちなみに、最近娘がどんどん活発化してきました。最近の成長としては、
- 今まではうつぶせで後ろに進む、回転するしか出来なかったものの、前に進むようになってきた
- うつぶせから四つん這い、そのまま後ろに重心を移しお座りできるようになった
- 自分でお菓子を手にとって食べるようになった
と言った感じで、次のステップであるはいはいと立ち上がりが楽しみです。

結婚式から約1年が経ちましたが、家族を持つ幸せ(そして責任)というのは積分値なんだなと日々感じています。

Homebrewing Competition

先日Brewmasters Guild(ビールクラブ)主催のHomebrewing Competitonがありました。イベントの趣旨は、学生が家で醸造したビールを持ち寄り、品評会をしながら飲みまくろうというものです。私も主催者側として運営に携わったのですが、100人近くの人に参加してもらい、大変楽しいイベントとなりました。

こちらCo-PresidentのChrisが造ったビール。ちゃんとラベルと説明書まで作っていて、かなり凝っていました。味も、Pale Ale中心にとてもおいしかったです。


イベントの雰囲気。20本近くのhomebrewed beerを試飲して回っていたら、みんな酔っ払っていました。


当日はSierra Nevada Brewingという地ビール会社にスポンサーになってもらい、またビールの試飲ブースを設営してもらいました。


ビールの評価をするのは、American Homebrewing Associationという、Homebrewer communityの拡大を目的として作られた組織の方々です。専用の評価シートを持ってきていただき、かなり細かく採点してもらいました。


こちらが優勝チーム。


こちらがbest marketing team。卒業を間近に同じクラスの友達でチームを組んでビールを作ったという、思い出深そうなチームでした。


試飲した際の印象としては
- フルーツを使ってフレーバーを出すと、素人でもかなり本格的(っぽい)ビールを造ることが可能。特にバナナがお勧め
- フレーバー・味も重要だが、炭酸の度合いも同じくらい重要。酸が少しでも弱かったり強かったりすると、飲みにくい印象を受ける
- パッケージや宣伝文句等、マーケティングも重要
- 一人で醸造してもいいが、友人何人かでやると尚楽しい!

Brewmastersでは年二回Homebrewing Competitonをやっているので、二年生になったら参加したいと思います。尚、日本では酒造法で、アルコール濃度が1%を超えるビールを醸造するために認可が必要なことから、気軽に自家醸造できるのはアメリカならではと思いました。

2010年4月25日日曜日

NY日帰り遠足

昨日はパスポートの更新でニューヨークに再び行ってきました、今回は家族での日帰り遠足です。
新たに行った場所としては、
1. Sabon
日本では表参道等にある、ボディケア関連商品のお店。妻曰く、NY店の方が日本より相当安いとのことで、部屋用のコロン等を買っていました。

2. Katsu-Hama
本格とんかつのお店。近くには日本企業も多いらしく、日本人の客もそれなりに多かったです。黒豚を使っているので、味はおいしかったです。


3. Lower Manhattan
WTC跡地から、Wall Street, Battery Parkまでを散歩しました。特にWTCについては、新たなタワーが複数基礎工事を始めていて、完成が待ち遠しいです。

4. Ton Ton
夜は大学からの旧友で、現在マンハッタンでInvestment Bankerをやってる友達と食事。Ton Tonというモツ鍋屋に行ったのですが、ここがおいしかった。モツ鍋、レバ刺し等日本でしか食べらないようなものをおいしくいただきました。


このTon TonがあるGreenwich VillageからNYUがあるWashington Sq. Parkにかけてはおしゃれなカフェ、お店がたくさんあったので、またゆっくり散策したいと思います。

私のNYインターン中に街を散策しまくれる妻がうらやましいです。

フィラデルフィアの小児科医療事情2. - Sea Shore House, Wood Center

今から二ヶ月前の娘の半年検診の際に突然、"娘さんの頭の形が余り良くない"と言われました。それ以降二ヶ月間に渡り、以下の二箇所の診療科に掛かっていました。

1. Sea Shore House
娘の頭の形に影響を与えている要因の一つとして、生後直ぐから右ばかりを向く癖があり、左を向きたがらない(向くことは出来る)ため、圧力が偏ってかかるという点がありました。この癖を治すべく、CHOP(ペンシルバニア大学病院小児科)のリハビリ科であるSea Shore Houseにこの二ヶ月間、計4回ほど通っていました。

リハビリ科では特段の治療はなく、日々家で行うストレッチの方法をカウンセラーから教えてもらいつつ、週に一度経過を見ていく形でした。結果として、1ヵ月後にはすっかり左を向いて寝たりするようにもなり、カウンセラーからも完治とのお墨付きをもらい、昨日終了しました。

2. Wood Center
もう一つはWood Centerという建物内のPlastic Surgeryという、ヘルメット等の器具を使用して体の形を整形する診療科でした。ここにも2回程通い、1回目で脳には全く影響がないことは確認できたのですが、整形用のヘルメットを作るか作らないかは微妙なライン、と言われて様子を見てきました。そしてつい先日の検診では、形が前より良くなっていて、かつまだ骨も接合していなくやわらかいことから、ヘルメットなしで様子をみて大丈夫だろう、との診療結果になり、こちらもほぼ一件落着に終わりました。

ちなみに、少し前のものになりますが、以下がWood Centerの写真になります。


日本ではここまでしっかりした小児リハビリ、整形科が簡単に見つかるとも思えず、改めてペンシルバニア大学の医療レベルの高さに感謝しました。ちなみに上記のSea Shore House, Wood Centerはそれぞれ独立した建物で、それぞれが日本で言えばそれなりに大きい病院くらいのサイズで、設備の充実も明らかです。

一方で、脳には影響がないことは早期で確認でき、美容的見地からのヘルメット装着に論点が移っていったのですが、日本ではこのような場面ではヘルメット等せず様子を見る事が多いと聞いたことから、判断が随分conservative(よく言えば慎重)だなと感じました。

2010年4月21日水曜日

"響く"音楽と出会えない悩み

昨日寝る時にiPhoneをいじっていたら、DJ DeckstreamがJamiroquaiの"Virtual Insanity"をジャズ調にアレンジした曲を見つけて、DLしてみました。個人的にはとても心地よく仕上がっていて、早速ヘビーローテーションしています。

聞きながら、ふと昔のことを思い出しました。中学生の頃、初めてJamiroquaiのCDをタワレコで買って、家で聞いた時の感動と興奮。今まで自分が聞いたことない、"初めての"音楽でした。

振り返って、最近そういう経験があるかなと考えてみると、実はあまりありません。考えられるのは、
・新しいジャンルの音、音楽の生産スピードが遅れている
・自分がリーチできていない
・自分の趣向・センスが老化している(レーダーから外れている)
といった感じだと思いますが、3番目でないことを祈るばかりです。

2010年4月18日日曜日

Writing for Work Day - Whartonにおけるコミュニケーションプログラム

昨日朝9時から夕方4時までぶっ通して行われる、Writing for Work Dayというworkshop(Whartonコミュニケーションプログラムの主催)に参加しました(私は途中授業で2時間ほど抜けました)。

アジェンダとしては、
- Writing in the Workplace
- Effective Email
- Writing for Social Media
- Persuasion Writing or Blogging(私はBloggingに参加しました)
- Data Presentation
で、どの回もeffective writingのルールについて、当たり前のことも含めて再度認識させてくれるものでした。各セッションのtipsを書こうかなと思いましたが、長くなりそうなので止めておきます。

一点、Data Presentationでは、マッキンゼーのビジュアルコミュニケーションのディレクターをしているGene Zelaznyという先生が、どういう風に効果的なプレゼンを準備、行えばいいかレクチャーして下さり、これは大変勉強になりました。彼は"say it with presentations"という著書もあり、こちらも有名です。
特にグラフの部分については、
・メッセージは何か
・何と何を比較してメッセージを伝えるか
・そのために使うチャートの形式は何か
といったことについて説明を受けました。
チャートの形式については、実際12例のスライドメッセージに対して、自分なりにグラフを書く練習もあり、かつ他参加者が描いたチャートとの比較、幼児が書いたチャート・絵との比較もあり、大変面白かったです。

Whartonのコミュニケーションプログラム(WHCP)は充実した授業を提供しており、writingやdata display, persuasion speechや組織のトップとしてのコミュニケーション等、英語環境でのコミュニケーションスキルの向上を目指す学生に適した授業があります。私も二年生になったらいくつか履修予定です。

尚、writingのworkshopでいただいた本を家に帰ってから読んでみたら、文を書く際のルール、文章の構成のルール、文章のスタイルのルールなどが簡潔に書かれていて、これからのwritingの際に是非活用していきたいと思いました。

2010年4月17日土曜日

Bing - decision engine, not search engine

マイクロソフトが2009年6月から開始した検索サイトBingは、シェアの高い競合(Google, Yahoo! etc)に対してcompetitive edgeを築くべく、"decision engine"という形で価値を提供しようとしています。要は検索機能だけに留まらず、ユーザーの意思決定を支えるエンジンを目指していると言うことだと思います。

その一例として、Travel機能において、航空チケットの値動きの予想を提供しています。今後何日間で価格が上がる・下がるの予想を提供し、今チケットを購入すべきか、待つべきかについての提案をしてくれます。以下の映像を見ていただくと、雰囲気はなんとなくつかめるかと思います。



どこまで確からしい予想なのかは確認していませんが、こういった機能の提供自体は画期的で、顧客の意思決定という点において有用な情報だと思います。

尚、このチケット価格予想に関してのテクノロジーはマイクロソフトが自前で開発したのではなく、Bingが開始する前年の2008年に買収したFarecastという会社のものです。下記サイトを見てみると、買収される前のビジネスモデルや成長過程の一部が把握でき、面白かったです。
http://www.crunchbase.com/company/farecast

新しいビジネスアイデアを思いつく、ということだけではなく、それを実現するための資金調達とマネジメントと人材があってこそのベンチャービジネスだなと感じると共に、将来的にはオーナーシップからのExitを見据えた上での起業なんだなという印象を強く持ちました。

Let passion be your compass

今日は初の選択科目として履修していた、MKTG 777 Marketing Strategyという授業の最終回でした。先生が"my few cents"として贈って下さった言葉が、自分には非常に価値のあるものだったので、再度自分を感化させるためにも、このブログに載せておきたいと思います。

- Let passion be your compass

- The journey is the destination

- If you are who you were yesterday, move on

特に最初の、"Let passion be your compass"については、錆びが入りかけていた自分の心に深く刻まれるものでした。

(以下は誰かに対しての批判とかでは全くなく、あくまで自分に対しての訓戒として書きます)
自分にとっては、社内での昇進や高い給料、会社の名前や安定した生活(もちろんこれらも重要ですが)、そういったことを目的としたMBA留学ではないし、飲み歩いたり家族のケアをしたり(もちろんこれらも重要ですが)、そういったことを目的としたMBA留学でもありません。自分が出願時のエッセイで表現したpassionを自分の行動指針とすべく、もう一度日々の生活やpriorityについて見つめ直したいと思いました。

話を授業に戻すと、この授業で学んだマーケティングについての20弱のフレームワーク・コンセプトは、当たり前と思うものももちろんあるものの、ファイナンス中心のキャリアを歩んできた私にとっては非常に価値があるものでした。確かに先生のインド訛りの英語は聞きにくい場面もあり、確かにデリバリーがpoorな部分もありましたが、総じて満足の行く授業で、customerとどう向き合うかというマーケティングの根本的な考え方が体系的に理解できたと感じています。

旧友とのdialogue: non-business networkが人生の幅を広げる

私は大学時代に2年間文学部に所属し(その後転部)、内一年はフランス文学を専攻していたのですが、その時からの親友と今日久しぶりに長話ができ、大変楽しかったです。彼はフランスに留学後、現在日本の大学にて建築を学んでいるので、将来建築免許を取った際には、(私が家を建てるようなことがあれば)是非彼に設計をお願いしたいと思っています。建築の設計において重要な要素の一つとして、依頼主のpersonalityやidentity、life styleと言ったことへの深い理解がありますが、その観点からも私について深く理解してくれている人に設計してもらうのが一番だと考えているからです。

私にとって、こういったnon-businessの分野にたくさんの友人・知り合いがいることは、人生の貴重な財産になっています。留学中、また卒業後も是非こういったnon-business networkを広げていきたいと考えています。

ちなみに、その友人のご両親からも昔から良くしてもらっているのですが、お父さんはとある省庁の高官(ほぼ事務方のトップであったと記憶しています)から、現在は内閣府のある政策会議のトップに就かれていて、すごく身近にすごい人がいたんだなとつくづく感じてしまいます。夏に日本に帰った際には、また色々とお話を伺いたいと思っています。

最後に、今日彼からもらった一言、"Fluctuat nec mergitur*"は自分の胸にも残る非常に良いフレーズで、苦しく感じることがあった際には、是非思い出したいと思います。

*Fluctuat nec mergitur
http://en.wikipedia.org/wiki/Fluctuat_nec_mergitur
http://www.kitashirakawa.jp/taro/latin52.html

2010年4月16日金曜日

ブログの改善ポイント教えて下さい!

今日からWhartonでは、合格者向けのイベント"Wharton Welcome Weekend"が開催されています。日本人の合格者の方々にもフィラデルフィアまで来ていただいており、早速今晩は日本人コミュニティで歓迎会を催しました。

歓迎会でお会いした珈琲男先輩から、ブログのコメントを書くプロセスが煩雑で気軽に書けないとのコメントをいただき、早速直してみました。皆様、是非これからどしどしコメントお願いします!

また、こんな分野のエントリーをもっと増やして・減らしてほしい、もっと頻繁に書いてほしい、ブログのデザイン・機能を直してほしいというのがありましたら、そちらも気軽にコメントお願いします。出来る限り色々な方に楽しんでみていただけるよう、どしどし改善して行きたいと思います。

ちなみに、今日のマーケティングの授業のスピーカーが、P&Gのex-North East Asia Presidentで、その方がおっしゃっていた、"P&Gのマーケティングでは、絶えずWho/What/Howを徹底的に調査・考え抜く"という言葉が印象的で、自分のブログも書きっ放しではいけないなとつくづく思いました。

2010年4月13日火曜日

ビールで味わうグローバリゼーション

今日はBrewmasters Happy HourでTime (13th & Sansom)というPub&Restaurantに行ってきましたが、ここはなかなか雰囲気が良く、かつビールの種類が豊富でした。
http://www.timerestaurant.net/time-beer-drafts.html

Pubのメニューの"domestic" beerの所にKirin Ichibanとあったので、なんで日本のビールがdomesticなんだと議論になりましたが、結論としては、Anheuser‐Busch がKirinからライセンスを受けて、北米でのKirin Ichibanブランドの製造販売をしているから、との推測で収束しました。
http://www.kirin.co.jp/company/news/01/04/060825_1.html
たいしたことじゃないけど盛り上がれるのが、飲みニケーションの良い所です。

ちなみに、まさに今日Global Strategyの授業で、海外展開の際にどのようなentry modeを採るか(export, licensing, franchising, JV, acquisition, greenfield)というテーマを扱いましたが、アメリカには大手ビール3社とたくさんの地ビール業者、ヨーロッパ・中南米からの輸入と競合が激しく、キリン全体の方向性(アジア重視)との整合性もないことから、greenfield→完全なlicensingに切り替える形で方向転換をしたのかなと思います。

しかし、今週末にBrewmastersの皆が行くBelgium Brewery Tourがうらやましい限りです(私は参加せず)。来年のBelgium Brewery Tourか、今年9月にミュンヘンで行われるOktoberfest*(世界最大の祭り。毎年Whartonから100人以上参加)には参加したいと思っています。同じく9月には、デンバーでGreat American Beer Festivalも行われるので、こちらもかなり気になっています。

*Oktoberfest
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%83%88

2010年4月11日日曜日

Time is Money

私のブログには、想定卒業式日までのタイマーが機能として付いているのですが、それを今日見てみると、後400日でした。常に目線は高く、視野は広く、でも徐々に勉強したいこと、経験したいことのpriorityもついてきた気がするので、must-do-listについてはやり残しのないようにしたいと思います。

"Time is Money" (Benjamin Franklin - PENN創立者)

2010年4月10日土曜日

PE業界が提供する付加価値

今夜は現PEVC clubのInternational VPで、私を同clubのInternational Repに選んでくれた2年生のThomas夫妻とのディナーでした(奥様同士もヨガでご一緒させていただいたことがあるようです)。とてもinternationalなご夫婦で、経験を伺うだけでも楽しくまたうらやましく、改めて自分のlifestyleを見直す良い機会にもなりました。

ディナーではnon-US PE marketにおけるjobの話やPEという観点でどういった授業を取ったらよいかと言った話にも及んだため、久しぶりにPEの話題を載せておこうと思います。

今週のGlobal Strategyの授業で取り扱ったP&Gのケースに登場していた元CEOのLafleyを、Clayton, Dubilier & RiceというアメリカのPE firmがアドバイザー(肩書き上は"special partner")として起用することを先日発表しました。同じくつい先日、Carlyle Groupがアメリカの大手製薬会社であるWyethの元CEOをアドバイザーとして起用することを発表しました。こういった、大手企業のex-managementをアドバイザーとして起用する戦略はかなり以前から採られてきたことなので、これらのニュースは特段驚きを伴うものではありません。

一方でアメリカでは、逆にガバナンスと戦略アドバイスに長けたPEのプロフェッショナルが、投資を伴うことがなくても社外取締役や大手大学のボードメンバーとして起用されることがままあります。最近の代表例では、破綻後の新生GMの社外取締役としてTPGとCarlyleからプロフェッショナルが参画しています(TPGはco-founderのBonderman、Carlyleはmanaging directorのAkerson)。この、"投資を伴うことがなくても"という点が非常に重要で、PEが資金の出し手という定義を超えて、人材や機能の提供という点においてアメリカで認知された産業である点が重要だと思っています。

振り返って日本におけるPE marketに照らし合わせてみると、この人材や機能の提供という意味での認知や評価は、アメリカと比べ高いとは言えません。日本のPE marketの中長期的な成長を考えると、"投資を伴うことがなくても"いわばマーケティングの一環として、PEのプロフェッショナルが社外取締役・非営利機関のボードメンバーとして社会に貢献するような動きがもっとあっても良いのかなと思っています。

ちなみに提供できる付加価値の一つとして述べた"ガバナンス"については、何を持ってして提供しているのかという定義も含めて、そもそも学ぶのが非常に難しい分野だと思っています。
1. 一般的な事業会社でガバナンスに携わる職位に昇進するまでにはそれなりに時間を要する
2. 投資銀行ではガバナンスについては学べないと思われる
3. コンサルティング会社ではガバナンスの確立や整理といったプロジェクトはあると思われるものの、一つの会社のガバナンスに長期間関われるケースは少ないと思われる
4. 商社は、投資先のガバナンスに若い頃から関わることができる、数少ない業種の一つ。今の日本の大手PEに商社出身者が多いことも、この点から説明してみると納得がいきます
5. 自分で起業して実地で経験するのも有効な手段
といった感じだと思います。

ガバナンスについて学ぶ授業もあるようなので、個人的には履修してみたいと思っています。

2010年4月8日木曜日

Twitterを始めるか悩む瞬間

ブログを書き始めたのも2ヶ月前なのに、Twitterまで始めるなんて不可能!ってずっと思ってきましたが、ブログに書くにしては内容が乏しい"つぶやき"が意外と多いことに気付きました。まだ悩んでるので、とりあえず、ここで箇条書きでつぶやくことにします。

- アーセナルCL負けたー。メッシの4得点がすごすぎるからしょうがないかもしれないですね。プレミアに集中してがんばってほしいです。
- UnitedとUS Airが統合交渉再開とのこと。8ヶ月の留学期間中にUnitedに1回、US Airに4回フライトをキャンセルされたことのある一消費者としては、合併してオペレーションがまともな会社になってほしい、乃至は長期的にはオペレーションがまともな2,3社だけ米国の航空業界に残存してほしいと思うばかりです
- ラーニングチームとのmtgが面白すぎる。明らかにリスニング能力が向上して発言もしやすくなっているので、インタラクションが楽しい
- 先週末のThai Nightと今週初めのAcumen Fundプレゼンは、もやっとボールを投げたくなるくらい、若干今いちでした(Hideもそう思ってるはず)
- Diamond, Siggelkow, Bushee, Wessels、これらの先生全部取ったらさぞかし充実した二年生のQ1,2になるだろうに、でもworkload的に爆死しそう。。(Yoshiもそう思ってるはず)
- ManhattanのHigh Lineの上にできたStandard Hotel泊まりたい!でもしばらく予約が埋まってる。。

うーん、やっぱTwitter始めようかなー

Nike's new ad with Tiger Woods

ナイキの新CMですが、これが早くも物議を醸しています。



白黒で映っているタイガーは一言も話さず、ナレーターとして彼の父親が内省を促す質問をいくつかしている形式です。ナイキは、タイガーの一連の事件の後にもスポンサー契約を続けた数少ない企業の一つで、ナイキの観点からはこういったCMで戦略的に復帰させるしかなかったのかなと思うと同時に、ニュースではself-indulgentという言葉を使っていますが、一消費者の観点からこのCMを見ると、タイガーのイメージ回復のために父親使ってまでこんなの作るのかという印象も持ちました。

皆さんはどう感じられたでしょうか?

Public Speaking Competition

本日昼に行われた、Public Speaking Competitonにaudienceとして参加しましたが、スピーチのレベルの高さとtake awayの多さから、この1ヶ月に参加したイベントの中で一番良かったです。
既に選抜されている10人がそれぞれテーマを選んで話す準決勝と、即興スピーチを行う決勝の2 stepsで優勝者を決める形式でした。

take awayの一部としては、
- 最初のつかみのパターンは、audienceへの投げかけ・歴史上若しくは自分の人生の中での大きな出来事の引用・大きな数値で気を引く・物語にいざなうような語りかけ(映画の一部を説明していたと思ったら、実はある事件の一部のことだったり)
- poseの多用により、逆に強調したい部分を引き立たせる(よって話すスピードは想定以上に遅い)
- 気分はactor / performer。何気にこれが一番重要で、声量やジェスチャー、抑揚や目線により、スピーチの印象が大きく違ってくる
- transition wordは使うことなく、でも論理構成はめちゃくちゃ分かりやすく
- 結論/closingは、これが終わりなのかと思わせるくらいにシンプルなメッセージに集約
で、英語でのスピーチの形式やどういうスピーチがそもそも上手なのかといったことへの理解が深まりました。
こういったことを理解した上で、再度Steve JobsのStanfordでのスピーチを見てみると、そのスピーチテクニックという観点でも、非常に学びが大きいです。
(内容は言うまでもなくすばらしく、前職の先輩に勧められて夜会社で初めて見た時には、涙が出そうになりました)

同じコホートのAlexは準決勝敗退、Japan Trekで知り合ったVictorは準優勝だったものの、共にクオリティの高いスピーチで、彼らからも教えてもらう機会を作れたらと思いました。

2010年4月6日火曜日

来年度の授業をどうするか

今日学校にある個人用のmail folderに行った所、早くも2年生の秋学期の授業履修に関する資料が配布されていました。来週登録のプロセスが開始されるため、早速整理のために履修予定の授業を考えてみました。

[当確]
テーマ1. コミュニケーションスキルの向上
- MGMT691: Negotiations (Diamondという人気教授による、交渉プロセス・手法について学ぶ人気授業)
- WHCP893: Writing skill for business (writingの授業)
- WHCP895: Data display (dataを効率的に見せて、人を説得するスキルを身につける授業)
- (加えてPower lab(loveと間違えてました。。)を取るか悩み中。。)

テーマ2. マーケティング専攻=定量&コストフォーカス(ファイナンス)→定性&セールスフォーカス(マーケ)へ
- MKTG754: Pricing policy (その名の通り、価格決定のプロセスと手法について学ぶ授業)
- MKTG755: Advertising management (宣伝・広告の戦略・手法について学ぶ授業。選挙におけるadvertisement等にもフォーカスが当たる模様で、比較的幅広いトピック選定である模様)
- MKTG756: Marketing research (マーケティング調査の手法について学ぶ授業)
- MKTG773: Customer behavior (消費者行動について学ぶ授業。フォーカスとしては、動機付けや認知、意思決定、記憶等心理学・社会心理学に近い内容故、個人的には相当面白そう)

[うーん悩む]
テーマ3. 経営者・起業家マインドへのシフト→書きながら思いましたが、これが自分にとって一番重要な気もする。。。
MGMT701: Strategy and competitive advantage (Siggelkowという人気教授が教える、産業・競争論の授業。これが一番悩んでます)
MGMT801: Entrepreneurship (アントレ101とも言える授業)

テーマ4. 一投資家としての成長
- ACCT742: Problems in financial reporting (財務諸表を分析する上で留意すべき問題点について、色々な業界・商慣行等をテーマに学ぶ人気授業)
- FNCE750: Venture capital and the finance of innovation (VCの一連のプロセスについて学ぶ、これまた人気授業)

Whartonでは授業履修についてauction system(10 rounds制)を採っているため、人気がある授業は高いポイントが必要になります。自分の持っているauction pointで全て買えるか不透明ですが、トライしてみようと思います。後は、夏のインターンシップを通して自分の問題意識にも変化があると思うので、それに対応する授業については後のラウンドで買おうと思います。

2010年4月4日日曜日

大人っぽくなってきた娘と親ばかになってきた私

寝てるところだけじゃなく、目を開けている娘のちゃんとした写真も載せよという指令が飛んで来ましたので、同日撮った写真を載せます。


顔がかなりしっかりしてきたというか、大人っぽくなってきて、女性と接している感覚を日々覚えるようになってきました。って言ってること自体、私が親ばかなのかもしれません。。

Netflix

Netflixという会社の名前は米国では非常に有名ですが、日本ではほとんど知られていません。簡単に言うと、TSUTAYA Discasのビジネスモデルを2000年以前から行っている企業です。最近会員になったのですが、驚くべきは物理的にDVDの在庫が送られてくるのを待つだけでなく、DVD配送の月料金を支払うだけでVoD(ネット経由で映画が見える)が一部楽しめる点です。これは、TSUTAYA Discasにはないと思います。

感じる点としては、
- レンタル事業者側は今まではDVDをコンテンツサイドから買い取って仕入れ、貸し出すことで収益を得ていたが、これからはコンテンツサイドとのrevenue share modelになっていくことが想定される
- 在庫の概念はなくなる
- 店舗サービスから宅配サービスに顧客がシフトする際のボトルネックの一つとして、宅配が届くまでの期間(今日借りて今日見たい)があったが、その概念もなくなる
- この動きをdriveしているのは、顧客ニーズと競合
- 一顧客の期間当たり利用量は増加しcustomer life time valueが下がる可能性がある(一気にたくさん見きったから、もういいか)ので、長期的にはpricingを本数毎にrigidにする必要があるか

うーん、音楽業界と同じことがDVDレンタル業界にも近々起こりそうです。また、店舗ビジネス側の考えるべきアナロジーとしては、Tower RecordとNapstarの日本における提携が当てはまりそうです。

2010年4月3日土曜日

Ingredient branding

Intel, Dolby, Gore-Tex, DuPont, 3M - これらの企業はどれもingredient brandingの成功企業です。ingredient brandingとは"a component brand listed aling with a host brand"とのことで、"Intel Inside"のように、consumer preferenceを材料サイドが得ることで、最終製品のbrandingに寄与している、乃至は最終製品のブランドにtagしてもらうことで、自らもbenefitを得ている手法です。

上記企業が代表する電子材料や化学素材等、B to B (to C)のビジネスにとっては有効なマーケティング手法だと思いますが、そもそもこういった業界って日本がすごく強い分野なはずです。なのに、世界的に成功している / 知名度が高い企業が期待より少ないのは、こういったingredient brandingを含むマーケティングに鍵があるのかなと思いました。製品力があるという意味において自力がある企業の経済活動を支えるマーケティングは、やはりビジネスを行う上で重要な要素だと思います。

2010年4月2日金曜日

Gymboree

妻が同級生の奥様から教えていただいた、Gymboreeという乳幼児向け体操・音楽教室の体験授業に家族で参加してきました。
他にも何組かのお母さん・赤ちゃんがいたので写真は撮りませんでしたが、歌を聞きながら体を動かしたり、アスレチック設備で運動の練習をしたりと、子供にとってはそれなりに刺激がある機会となり、良かったです。
2ヶ月以上コミットしなければいけないので、来月上旬にWhartonが夏休みに入ってしまうことを考えると、マンハッタンに移住してから始めようかと話しています(ちなみに日本にも元麻布と自由が丘にあるので、一時帰国中及び卒業後に続けるかも検討しています)。

帰り道娘はずっと寝続け、帰ってきて起きたと思いきや、いきなりうつぶせの体勢から腰を浮かしてはいはいの原型のような形に初めてなりました。いきなり効果が出たのでしょうか。。。

その後も寝続け、今日はお疲れのようでした。


今日感じたこととして、
- 日本にもGymboreeがあると書きましたが、乳幼児向けの教育ビジネスって日本でまだ参入余地ありそうな気がしています。妻は、どの地域にも小さい教室のようなものは既にたくさんあると言いますが、大手の塾やたまひよを発刊しているリクルートのような大手メディアとタイアップして、on-siteの教室のようなもの+off-siteでネット経由テレビに番組等を流す(Wiiを活用してもよし)形で、広範囲にroll outしていけないかなと思っています。興味を持ってくれる友人もいるので、もう少し頭の体操を続けてみる予定です
- "子供の教育方針"といったことについて考えるのは、人生の中でもかなり先のことなんだろうなとつい最近まで思っていましたが、そうでもないなと。どういった距離感で接するのか、しつけをどうするか、習い事はするのか、するならば何をするのか、日本でずっと育てるのか(彼女はアメリカ国籍を保持)と言ったことについても少しずつ考えていかないといけないなと感じました。但し、考える際に親はよく自分の理想形を投影してみたり、過去の自分の体験から反面教師的に教育方針を決めてしまいがちですが、その子にとって何がベストかという点からゼロベースで考えていきたいなと強く思っています

Michael Jackson、その価値

Japan Trekの行き帰りの飛行機の中で、Michael Jackson "This is it"を見たのですが、何度でも見る価値がある作品だなと感動を覚えました。



MJのすごさとして、
- Entertainerとしての、ショーのdetailへのこだわりと自らで全てを把握している点
- ショーの運営メンバー(ミュージシャンやダンサーや舞台演出等)に対する気遣いとリーダーシップ("怒っているんじゃない、LOVEだよLOVE"、と気遣いながら周りに指示していたのが印象的でした)
-当たり前ですが、 歌とダンスのクオリティの高さ
があると感じました。

今まではどちらかというとエキセントリックな印象を持っていましたが、それは間違っていたんだなということに、この作品を見て気付きました。人としての魅力の高さが彼の楽曲やパフォーマンスの質の高さと相まって、伝説的な人物としての評価につながっていることに納得がいきました。

Wall Street Journal

夏にアメリカでインターン及びTraining Programに参加することもあり、そろそろ少しずつ準備モード・仕事モードに切り替えるかという観点から、Wall Street Journalを購読し始めました。
今まではNews Standで1部2ドルを払ってたまに買っていましたが、購読すると6週間で15ドルと言う安さに驚きました(どういうpricing policyなんだろうか。。)。

ちなみに今日のWSJには、4/3発売のiPadのreviewがありました。
PCの完全な代替にはならないだろうが、e-mail, net surfing, video, photo viewing, gaming, social networkingに限った用途で言えば、game changerになり得るだろうというのが趣旨だったと思います。
ならばiPhoneでもいいのではと思いますが、eBook市場がよりメジャーになってくれば、カラーで雑誌やマンガや絵本を見ることができるiPadにも需要は出てくると思っています。

個人的には、買うか少し悩んでいる所です。

Brewmasters Guild

入学当時から入会していたBrewmasters Guild(ビールクラブ)の幹部につい最近就任しました。
就任のモチベーションとしては、
- 今まではどちらかというと白人中心(差別的な意図は全くありません)で運営されてきたクラブをinternational studentにも開かれたクラブに成長させたい
- アメリカの飲み・パーティーのカルチャーにもっと順応したい
- アメリカ・インターナショナルのビールをたくさん飲み、知識も深めたい
等があります。

今日も幹部のmtgがありましたが、当然お酒を飲みながらの議論になります。
一見ちゃらい人達に見えますが、Top Tier PE/Consulting/IB, Apple, Boeing, Armyと、素晴らしいバックグラウンドを持った面々です。


クラブの活動内容としては、
- ビールに関連した様々なパーティーの企画運営
- Homebrewing(家のバスタブ等でビールを醸造する)のレクチャーとコンペティションの運営
- 地ビールの醸造所への見学・遠足の企画運営
- Beer Trekの企画運営(今月にBelgium Trekが予定されています)
等があります。

個人的にもビールは大好きですし、今までとは違うタイプの友人が増えるのが非常に楽しみです。

2010年3月31日水曜日

Philadelphia Zoo

先週末に家族でPhiladelphia Zooに行ってきました。このPhildelphia Zooはアメリカで最初の動物園であり、昨年150周年を迎えています。私自身アメリカで動物園に行くのは初めてであり、楽しみにしていました。
場所は、フィラデルフィアのセンターシティ西端からタクシーで5-10分くらいと近いです。

感想としては、
- 当たり前ですが、動物が間近に見えて面白い。孔雀のような鳥が動物園の至る所で放し飼いにされてたりする
- 入園料が大人一人18ドルとやや高い。州運営とは言え、かなりはっきりした形での独立採算が課されているのかもしれないです。WhartonのSocial Impactというnon-profit organization関連のクラブにおいても、動物園の運営に関するインターン・short term projectがpostされていたりするので、経営の観点が動物園にも濃く表れているのだと思います
- 哺乳類、爬虫類、絶滅危機腫、ライオン等テーマ毎に明確に建物が別れていたので、観覧がしやすい

最後にいくつか写真を。

イースターということもあり、egg huntのイベントや子供がうさぎに扮するイベントが動物園中で行われていました。


個人的には、White's Tree Flogに癒されました。


娘にとっては生まれて初めての動物園。真剣に哺乳類の一種を見ていました。彼女の目には色々な動物がどのように映ったのか、そういったことを考えるだけでも育児はやはり楽しいなと感じます。と同時に、妻に感謝するばかりです。