2010年3月31日水曜日

Philadelphia Zoo

先週末に家族でPhiladelphia Zooに行ってきました。このPhildelphia Zooはアメリカで最初の動物園であり、昨年150周年を迎えています。私自身アメリカで動物園に行くのは初めてであり、楽しみにしていました。
場所は、フィラデルフィアのセンターシティ西端からタクシーで5-10分くらいと近いです。

感想としては、
- 当たり前ですが、動物が間近に見えて面白い。孔雀のような鳥が動物園の至る所で放し飼いにされてたりする
- 入園料が大人一人18ドルとやや高い。州運営とは言え、かなりはっきりした形での独立採算が課されているのかもしれないです。WhartonのSocial Impactというnon-profit organization関連のクラブにおいても、動物園の運営に関するインターン・short term projectがpostされていたりするので、経営の観点が動物園にも濃く表れているのだと思います
- 哺乳類、爬虫類、絶滅危機腫、ライオン等テーマ毎に明確に建物が別れていたので、観覧がしやすい

最後にいくつか写真を。

イースターということもあり、egg huntのイベントや子供がうさぎに扮するイベントが動物園中で行われていました。


個人的には、White's Tree Flogに癒されました。


娘にとっては生まれて初めての動物園。真剣に哺乳類の一種を見ていました。彼女の目には色々な動物がどのように映ったのか、そういったことを考えるだけでも育児はやはり楽しいなと感じます。と同時に、妻に感謝するばかりです。

Industry Expertise

1年生の最終クオーターとなるQ4は以下の授業を履修しています。
- MGMT655 (Global Strategy)
- MKTG622 (Marketing Management Strategy)
- OPIM632 (Operations Management: Supply Chain Management)
- MKTG777 (Marketing Strategy: 選択科目. MKTG622の応用版)

これらの授業はいずれも課題やreadingが多く、最近は忙しい日々を過ごしているのですが、歯を食いしばってでも楽しみたい点として、幅広い産業についての知識獲得があります。
これまでの2週間で学んだ産業は以下の通りです。
- ワイン
- メッセンジャーバッグ
- 時計
- セメント
- シャワー機器
- 医薬開発
- E-commerce
- スマートフォン

集中的に業界知識を学ぶ機会としても、MBAは意義があるなと再認識しました。

2010年3月30日火曜日

お灸。

日本で買ってきたものの中で最近はまっているもの、それはお灸です。
銀座を散策していた際にせんねん灸の路面店があり、試しに買ってみました。


"はじめてのお灸"という形でさほど熱くならない商品があったり、香りも緑茶や果物等現代風にアレンジされていたり、そもそも火を使わなくても使用できるものがあったりと、今までのお灸のイメージ="なんか熱くて臭くて面倒くさいもの"からは程遠い商品設計になっていることに惹かれました。

こういった形で既存商品を別世代に浸透させた事例として思いつくのは、
- ウイスキー(おじさんの飲み物→ハイボール等若者が飲みやすい飲み方と共に浸透)
- ゴルフ(ゴルフダイジェストやファッションブランド、GQ等の雑誌によるマーケティングと共に、若者のおしゃれスポーツへ)
- 動物園・水族館(子供を同伴していない10代後半-20代や高齢者も、1エンターテイメントとして動物園(旭山動物園)・水族館(美ら海水族館)に行くようになった)
等です。

いずれの事例も
既存商品・コンセプトの特徴の洗い出し
→現時点でのperception(その商品自体、また商品の使用がどのようなものとして捉えられているか)の把握
→他の世代に浸透させる際のバリアの把握
→それを除去するための商品開発、プロモーション
といったステップが踏まれているのかなと思います。

概念的には整理できたのですが、日々どういう仕事がなされているかということについては深い知識がないので、マーケターやコンサルタントの方とのインタラクションを通して、或いは授業を通して、もっと勉強したいと思います(WhartonにはMarket reserachという授業もあります)。

2010年3月24日水曜日

Lost Symbol

ここ数日はJapan TrekとNY visitの疲労・緊張からか、熱を伴う風邪を患っていました。加えて、jet lagがあるため寝れないという二重苦でした。
そこで、家にいる時は読書に勤しもうというマインドに切り替えて、一気に読み終えたのがダン・ブラウン最新作のLost Symbolです。



ダヴィンチコード、天使と悪魔共に読んだファンとしては、今回も同様に楽しく読めました。ネタバレは当然避けますが、ダン・ブラウンの作品の魅力は、
- 劇画的にいくつかの場面がぶつぶつと切られて差し込まれている形ゆえ、24にも通じる同時展開のエキサイティングさがある(3つの場面が同時展開していたとしたら、1,2,3,1,2,3という順に構成されている)
- 上記に関連して、ラングドンシリーズにおいて、ラングドンが主役でありながらも、色々な登場人物が一人称的に描かれるので、読者としては入り込みやすい
- 綿密な調査に基づかれたミステリアスな史実をベースに、サスペンスが描かれているので、ノンフィクション的な感覚を覚えさせ、また読者を高揚させるようなセッティングになっている
- バチカン、パリ、今回のワシントンDCと、観光の名所が舞台になっているので、地理的な感覚も掴めることから臨場感がある(現に3都市とも私が行った所でした)
- 宗教と科学、といった本来は相容れないものを、時には対立軸として、時には接点があるものとして描いている点が興味深い(接点としてよく使われるのは、歴史上の科学者等)
かなと思います。

このロストシンボルも映画化されるようですので、今から楽しみです。

2010年3月20日土曜日

Andres Iniesta

スペインの名門サッカーチーム、バルセロナに所属するイニエスタのプレイ集。



メッシやシャビではなくイニエスタを止めないとバルセロナには勝てない、とよく言われますが、その理由の一端が分かった気がします。今月末に行われる準々決勝の組み合わせも先日決まりましたが、バルセロナの相手であるアーセナルも好きなチームなので、好ゲームを期待しています。

久しぶりのNY、久しぶりの"会社"

今日は久しぶりにニューヨークに行ってきました。

今日の一番の目的は、前職のPEのニューヨークオフィスの訪問でした。各セクターチームのヘッド・幹部との面談を控えていたのでそれなりに緊張して行ったのですが、どの方も非常に暖かく迎えてくれて、すごくうれしかったです。前職の会社はone firm, one familyといった感じの暖かい雰囲気がある会社で、私はそういったカルチャーが好きでした。今回の訪問時も5人だけと会う予定が結局チームの他メンバーを紹介してもらったりと、会ってすぐなのに仲間として迎え入れてもらった印象を持ちました。ちなみに、面談させていただいた方々はある国の大統領の兄弟であったり、PEビジネスに20年近く携わっているhigh profileの方でした。ビジネススクールの一学生がこのような方々と会えること自体光栄と言うか、かなり背伸びしている感覚を覚えますが、それもこれも全て東京オフィスの方々にサポートいただいているおかげなんだなと、改めて感謝の気持ちを強くしました。
今日訪問したセクターチームの内の一つ乃至は二つで夏にインターンを経験できたらと思っています。

会社を後にして、残りの滞在時間で以下の所に行きました。

MUJI - 無印良品のニューヨーク店。身近な人が同社で働いていることもあり、また個人的にシンプルなデザインが好きなので、無印の商品は良く購入しています。ニューヨーク店では日本の値段の1-4割増しで販売されているので、日本から送ってもらう方がベターな商品もあると思いますが、ニューヨーク店も活用していきたいと思います。


ZAIYA - 日本のパン屋+軽食屋といった印象のお店。カレーパンや明太子フレーバーのおいしいパンがあり、ニューヨーク滞在中は活用することになりそうです。



ブックオフ - 言わずと知れた、中古書籍・CD・DVDのお店。どっさりと本を買いました。ちなみに今のロケーションでの営業は明日が最後で、4月上旬に45thあたりに移転して営業を再開するとのことでした。


直前まで日本に行っていたので、寂しい気持ちからか今回は日本関連のお店にばかり行ってしまいましたが、ニューヨークはこうしたニーズにも対応してくれる街なので、やはり住んでいて便利かつ楽しい場所だなと思いました。

Japan Trek 報告: 1. スケジュール

Japan Trekが先週無事終わり米国に帰国したのですが、その報告を包括的にエントリーを書こうとして筆不精になっていました(加えて、jet lagに家族全員で苦しんでいました。。)。よって、複数エントリーに分けてTrekについてまとめていきたいと思います。まずは、全体のスケジュールについて。

3/7
- 参加者が全員来日し、京都に到着
- 京都で夜からwelcome party、その後カラオケで二次会
3/8
- 午前中に清水寺、金閣寺を参拝
- 午後は参加者毎にオプショナルツアー/ディナーに参加
3/9
- 朝から広島に移動し、平和記念館の見学と広島市長・被爆者(厳密には被爆者の通訳をされている方であるが、ご本人も被爆経験あり)の方の講演
- 宮島に移動し、厳島神社参拝
- 広島から名古屋に移動し、名古屋で宿泊
3/10
- 豊田市に移動し、トヨタの工場見学・社員の方のプレゼンテーション
- その後箱根に移動し、宴会パーティー
3/11
- 箱根から東京に移動し、資生堂を訪問
- 夜は、参加者毎にオプショナルディナーに参加、その後ワインバーで二次会
3/12
- 東京で終日オプショナルツアー
- 夜は東京湾クルーズでfarewell party、その後カラオケ→クラブ で終了

ざくっと全体像を書いてみましたが、追って各スケジュールについてもう少し詳細にシェアしていきたいと思います。

2010年3月6日土曜日

Japan Trek!

Q3の期末試験が日付変わって昨日で終わり、ほっと一息つきたい所なのですが、本日フィラデルフィアを飛び立ち(徹夜状態・・・)、日本時間の日曜日夜からJapan Trekが始まります。

日本人の同級生のみんなと何ヶ月間にも渡り準備してきたTrekなので、やはり思い入れが非常にありますし、是非成功させたいと思います。また、外国人の同級生に日本を正しく伝え、将来の世界のリーダーに日本を売り込む良い機会だと思いますので、是非楽しくかつがんばってきたいと思います。

道中ブログをどこまでアップできるか分かりませんが、是非様子をシェアしたいと思います。

2010年3月3日水曜日

建築鑑賞 - Annenberg Public Policy Center

今週は試験期間ということもあり課外活動・外出が減ってしまっています。そんな時こそ建築鑑賞! ということで、今回はPENN内に昨年できたAnnenbry Public Policy Centerを紹介します。この建物の設計を担当したのは日本の槙文彦さんという有名な建築家です。槙さんは私の母校である慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(通称SFC)の設計者でもあることから、個人的にも思い入れがあり、ファンでもあります。

前面ガラスで、外周部には個人のオフィスや部屋があるようでした。中に入っていないので分からないのですが、外から見た限りでは非常に開放的な印象があります。また、使用している木の色がそのまま建物の印象として記憶されるのも、特長の一つだと思います。

周りにはレンガ造りの建物が多いものの、この建物が浮いている印象は全くなく、早くもキャンパスに調和している点がやはりすごいなと感じさせます。


以下のサイトで、設計から竣工までの流れを追うことが出来ます。
http://communities.annenbergpublicpolicycenter.org/blogs/appcbuildingproject/default.aspx

PENNと言えば、アメリカを代表する建築家の一人であるルイス・カーンの母校であり、彼の作品はもちろんPENNのキャンパスにもあります(リチャード医学研究棟)。また、フィラデルフィアからそれほど遠くない所に彼の代表作の一つのフィッシャー邸もあるので、卒業までに是非見に行きたいと思っています。

ちなみに、槙さんが大学時代に研究室に所属して師事を仰いだのが、日本を代表する20世紀の建築家、丹下健三さんです。今週末から始まるJapan Trekの訪問都市の一つである広島には、丹下健三さんの代表作の一つである広島ピースセンターがあります。広島ピースセンターというとなじみがない感じに聞こえますが、平和記念公園のことです。Trekでは公園内の平和記念資料館に行く予定で、その設計も当然ながら丹下さんが担当されたものであることから、今から行くのが楽しみでなりません。

Japan Trekという文脈で話を続けると、同級生のHossyの手下としてツアーをオーガナイズする代官山・中目黒ツアーにおいても、槙文彦さんの代表作の一つ、ヒルサイドテラスに行く/通る可能性が高く、以前に何度も見たことはあるものの、改めてフレッシュな眼で鑑賞したいと思います。

追って、Japan Trekを建築と言う観点からも報告したいと思います。

2010年3月2日火曜日

Mentoring Program

いつも良くしていただいている2年生の先輩に紹介していただき、PENNのundergrad(学部生)のmentoring programに参加することになりました。主催しているのは、WAX(Wharton Asia Exchange)とGUIDEというプログラムです。先輩が現在mentorをしている何人かの学生を引き継がせていただくと共に、新たに上記プログラムで学部生を紹介してもらい、mentoringを開始することになりました。

早速引き継ぎも兼ねて、先輩とmenteeの一人と先日ランチをさせていただいたのですが、そのmenteeの方が非常に優秀で正直びっくりしました。彼は現在PENNの3年生(Whartonのundergrad programに参加)なのですが、今夏グローバル3強のPE firmsの内の1社でインターンを経験するそうです。そもそも学部生を採用することが非常にまれなPE業界で、top3の一角からオファーをもらうこと自体、秀でていることを如実に示していると思います。話を聞くと、面接に呼ばれてからの倍率が約100倍だったということで、難関過ぎる関門を突破してインターンを獲得したのだなと思います。性格もmatureですし、果たして彼のmentorとして私がふさわしいのか少し疑問を抱いてしまいますが、PE業界・実社会の先輩として少しでもアドバイスをしてあげられればと考えています。

また、今までのキャリアにおいてはmenteeになる機会の方が多かったので、私にとってはmentorという立場を通してsoft skillの向上、followershipの獲得を励む良い機会だと思っています。

ちなみに、そのmenteeの彼が就職活動で100通以上のレジュメを出しても、返信があったのは5%だけだったそうです。依然として就職活動マーケットが回復しきっていないという見方もあると思いますが、それ以上にアメリカの大学の学部生には優秀な人がたくさんいて、競争が激しいんだろうなと改めて思いました。