2010年3月3日水曜日

建築鑑賞 - Annenberg Public Policy Center

今週は試験期間ということもあり課外活動・外出が減ってしまっています。そんな時こそ建築鑑賞! ということで、今回はPENN内に昨年できたAnnenbry Public Policy Centerを紹介します。この建物の設計を担当したのは日本の槙文彦さんという有名な建築家です。槙さんは私の母校である慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(通称SFC)の設計者でもあることから、個人的にも思い入れがあり、ファンでもあります。

前面ガラスで、外周部には個人のオフィスや部屋があるようでした。中に入っていないので分からないのですが、外から見た限りでは非常に開放的な印象があります。また、使用している木の色がそのまま建物の印象として記憶されるのも、特長の一つだと思います。

周りにはレンガ造りの建物が多いものの、この建物が浮いている印象は全くなく、早くもキャンパスに調和している点がやはりすごいなと感じさせます。


以下のサイトで、設計から竣工までの流れを追うことが出来ます。
http://communities.annenbergpublicpolicycenter.org/blogs/appcbuildingproject/default.aspx

PENNと言えば、アメリカを代表する建築家の一人であるルイス・カーンの母校であり、彼の作品はもちろんPENNのキャンパスにもあります(リチャード医学研究棟)。また、フィラデルフィアからそれほど遠くない所に彼の代表作の一つのフィッシャー邸もあるので、卒業までに是非見に行きたいと思っています。

ちなみに、槙さんが大学時代に研究室に所属して師事を仰いだのが、日本を代表する20世紀の建築家、丹下健三さんです。今週末から始まるJapan Trekの訪問都市の一つである広島には、丹下健三さんの代表作の一つである広島ピースセンターがあります。広島ピースセンターというとなじみがない感じに聞こえますが、平和記念公園のことです。Trekでは公園内の平和記念資料館に行く予定で、その設計も当然ながら丹下さんが担当されたものであることから、今から行くのが楽しみでなりません。

Japan Trekという文脈で話を続けると、同級生のHossyの手下としてツアーをオーガナイズする代官山・中目黒ツアーにおいても、槙文彦さんの代表作の一つ、ヒルサイドテラスに行く/通る可能性が高く、以前に何度も見たことはあるものの、改めてフレッシュな眼で鑑賞したいと思います。

追って、Japan Trekを建築と言う観点からも報告したいと思います。

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