2010年4月4日日曜日

Netflix

Netflixという会社の名前は米国では非常に有名ですが、日本ではほとんど知られていません。簡単に言うと、TSUTAYA Discasのビジネスモデルを2000年以前から行っている企業です。最近会員になったのですが、驚くべきは物理的にDVDの在庫が送られてくるのを待つだけでなく、DVD配送の月料金を支払うだけでVoD(ネット経由で映画が見える)が一部楽しめる点です。これは、TSUTAYA Discasにはないと思います。

感じる点としては、
- レンタル事業者側は今まではDVDをコンテンツサイドから買い取って仕入れ、貸し出すことで収益を得ていたが、これからはコンテンツサイドとのrevenue share modelになっていくことが想定される
- 在庫の概念はなくなる
- 店舗サービスから宅配サービスに顧客がシフトする際のボトルネックの一つとして、宅配が届くまでの期間(今日借りて今日見たい)があったが、その概念もなくなる
- この動きをdriveしているのは、顧客ニーズと競合
- 一顧客の期間当たり利用量は増加しcustomer life time valueが下がる可能性がある(一気にたくさん見きったから、もういいか)ので、長期的にはpricingを本数毎にrigidにする必要があるか

うーん、音楽業界と同じことがDVDレンタル業界にも近々起こりそうです。また、店舗ビジネス側の考えるべきアナロジーとしては、Tower RecordとNapstarの日本における提携が当てはまりそうです。

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