2010年2月13日土曜日

CHOP - フィラデルフィアの小児科医療事情

フィラデルフィアは小児医療に関しては全米でも進んだ都市で、全く不安なく出産、育児をできるのが魅力的です。PENN附属のCHOP(Children's Hospital of Philadelphia)という、小児科のみに特化した一棟の大きな病院があります(本病院以外に通常の診察を行うクリニックが別途あります)。US Newsによると、この病院の全米におけるランキングはNo. 2、しかしながら定評としては全米No.1と言われているようです。New YorkやWashington DC、他の東海岸の都市からもこの病院まで治療に来る患者さんもいるくらいで、私も妻が娘を昨年8月にHUP(Hospital of UPENN)で出産し、その直後からCHOPでお世話になっていますが、レベルの高さには満足しています。

こちらが病院の概観です。Whartonの学生のほとんどが住むCenter Cityという地区からは徒歩10-20分くらい、Whartonからは徒歩5-10分くらいなので、授業の前後に病院に立ち寄ることも可能なくらいロケーションは便利です。


中もきれいで、子供が遊ぶスペースもあります。

医療スタッフの多くが"The nation's #1"と書かれたTシャツを着ていて、所属する組織や仕事へのattachmentを示すアメリカっぽさが感じられて好きです。


なぜCHOPがレベル高いと感じるかですが、
- 診療科目の種類が多い(病院内に移植関連、フィジカルセラピー、整形外科、小児腫瘍等の専門家/部署が存在)
- レスポンスが早い(娘に生まれた直後黄疸の症状が出た時にも、クリニックの医師から私の携帯にメッセージが入り本病院にすぐ行くようにとの指示があり、Emergency roomに駆けつけたところ、最初の10分で初期診察が終わり、その10分後には治療室で光線治療が始まったくらい、レスポンスと連携のレベルが高かったです)
- 無料で日本語の通訳をつけることが可能(私が授業等で同伴できない時、妻はよく利用してます)
- 医師・看護師・スタッフが全米No.1の病院で治療に従事していることへの誇りを持っており、自信を持って働いていることから、精神的には安心して任すことが可能

Whartonを受験される方、またフィラデルフィアで生活を始められる方で、お子様がいらっしゃったり、これから奥様・ご自身が出産される方にとって、少しでも不安材料の払拭になれば幸いです。尚、妊娠・出産医療事情についても別の機会に書こうと思っています。

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